「片付けられない」と困っている時、やってほしい意外な事

「片付けられない」と困っている…

「片付けたいと思っているけどどうしたいいかわからない」

この記事はそんな方にお役に立てたらと思って書いています。

こんにちは。三重県いなべ市周辺(いなべ市・東員町・桑名市・四日市市・菰野町)を中心に整理収納アドバイザーとして活動をしている下和田理紗です。

今回は「片付けられない」と困っている時、やってほしい意外な事についてお話します。

片付けられない意外な理由

「片付けられないの自分の性格のせいだ」と悩んでいる方に伝えたい事があります。

心理カウンセラー大嶋信頼さんの書かれた『片づけられない自分がいますぐ変わる本』に、「脳のバランスに問題があると部屋が片付けられない」という事が書かれていました。

人間の知能は2種類あり、1つは計算・記憶・物事を理解するための知能である「言語性知能」。
もう1つはパズルを組み合わせる、優先順位をつけて仕事をこなす為の知能「動作性知能」があります。

言語性知能に比べて動作性知能が発達していない(動作性知能<言語性知能)と物事に優先順位が付けられず片付けができないとい事が起こってしまいます。

この二つの知能のバランスが悪い状態、つまり、どんなに「言語性知能」が高くても「動作性知能」が発達していないと優先順位がつけられなくて片づけられなくなってしまいます。

引用|大嶋信頼=著,『片づけられない自分がいますぐ変わる本』,あさ出版,2019,pp.21-22
大嶋信頼=著,『片づけられない自分がいますぐ変わる本』

「片付けられない」に対する意外な答え

そんな時はどうすればいいのか。
とても意外な答えなのですが、「『片づけなければ』という思い込みをやめてみる」ということが書かれていました(゜o゜)

でも、片づけについて考えるのをやめてしまったら片づけられないと思いますよね。
だけど、言語性知能が高い方は「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ」という具合にどんどんやるべきことを思いつくことができてしまいます。
(本書の中では「ジグソーパズルのピースをどんどん細かくしていまう」というような例が書かれていました。)

そして言語性知能だけが高いと、そのやるべきことに優先順位がつけられないという状況に追い込まれてしまいます。
(パズルのピースが細かいと難易度は上がってしまいますよね。)

なので、一度「片づけなければをやめてみる」ことで言語性知能がやるべきことを思いつくのをやめるので、動作性知能とのバランスを取る事ができます。
パズルのピースを細かくすることをやめられる。

片付けができることは当たり前じゃない。

ここから私が思う事なのですが、片づけられないと悩んでいる方は無意識のうちに片づけなきゃ片づけなきゃと自分を追い込んでしまっているように感じます。

お片付けができることを当たり前と思い込んでしまっている。

でも、お片付けについて学んだ事はありますか?
当たり前にできることではないです。

私は、裁縫がとても苦手です。特に「玉止め」ができないです。
何度やっても結び目が布から離れたところにできてしまいます。

裁縫は家庭科の授業で学んだはずなのに。

友だちたちは当たり前にやっていましたが、私にはとても難しい。(;O;)

「糸を巻きすぎないようにするんだよ」「針を動かさないようにするんだよ」と言われてもできないです。

玉結びをするときは誰かを呼びたいくらいです(;O;)
お片付け難しいなと感じたら、気軽に呼んでほしいなと思ってこの活動をしています。

まとめ

動作性知能<言語性知能の場合片付けられない。
「片づけなければ」という思い込みをやめてみる。

お片付けができることは当たり前じゃない。


今回ご紹介した大嶋信頼さんの『片づけられない自分がいますぐ変わる本』他にもたくさん素晴らしい事が書いてありました。
お片付けができなくて悩んでいる方に一度読んでみてほしいなという一冊です。
「本はあまり読まなくて」という方にも読みやすい文字量でオススメですよ。